TOP>猫日記>怪獣日記2006
怪獣日記2006.B
ティカ。
正式種族名を暴君(猫)竜『ティカノサウルス・レジーナ』。
だからこれは、猫に見えるけど竜なんである。竜なんだってば(笑)
ヘンな夢を見た。
怪獣連れで旅行に行って、従姉妹達と花畑のようなところで楽しんでいたら、放していた怪獣の声が、「にゃおーん、にゃおーん」と遠ざかってゆく。
特に緊迫した声でもなかったので、(あれー、どうしたんやろー?)
とか思っていたら、従姉妹の一人が慌ててやって来て、
「歩いてきた(よその)人が、連れてっちゃった!」
すぐソコが花畑の裏口というか、戸が開いていて、いつの間にか外に出ていたらしいのだが……
慌てて私も追いかけたら、ご丁寧に、首輪だけが捨ててある。
て、コトは、そいつは飼い猫と知っていて攫って行ったわけだ。
追いかけて、泣きながら探すのだが、みつからない。
そんな夢を、朝から見てしまった。
なんなんだ……(疲れた……)
怪獣は我儘で、悪い事ばっかりするし、時々本気で(山寺にやっちゃおうかな、コイツ……(-"=))とか思うが、急に存なくなると、やっぱり寂しいだろう。
老衰で死ぬのはともかく、事故や事件で存なくなることだけは、有って欲しくない、と思う。
そういうのは、人間に限らない。
休みで、久し振りに晴れたので窓際庭園のチェック。
お外を眺めるのが大好きな怪獣も、やって来てチェック(何を?)
そして、大家さんの畑に向かって横切って行く同族を見つけて鳴いた。
「にゃーん」
「ん? ああ、お友達がいたねー。でも、行っちゃったよ?」
「にゃーん。にゃおーん」
……どうも、呼んでいるようだ。
見直すと、畑の際にオレンジ色の影が見える。
何回も呼ばれた彼(彼女?)は、少し戻って怪獣を見た。
「にゃおー、にゃおーん」
別に盛りの付いた鳴き方ではないが、本当に、呼ぶように鳴き続ける怪獣。
やはり、部屋に一人っきりで置いておかれるのは、寂しいのだろう。
でも相手の方は、私が一緒に居るせいか、こちらにはやって来ない。かといって、立ち去る訳でもなく。
近づくというか離れるというか、微妙な距離までトコトコと移動して、ちょんと座り込む。
間にある巨大に育った菜の花が邪魔だと思ったのか、怪獣は私の背中に(窓枠に手を突いて眺めていたのだ)登って呼び続けた。
菜の花越しに見つめあう、二匹の猫。
そこに流れるのが友情か恋情かは判らないが、なかなかメルヘンな詩情を呼ぶ光景だ。
しかし、この体勢と状況は、長いとちょっとキツい。
怪獣たちには申し訳ないが、根を上げた私は窓を閉めて、残っている用事に戻った。
お泊りで遊びに来ていた星さんが、起きぬけの怪獣を見て言った。
「この半分寝ぼけておとなしい間に、可愛い衣装を着せて写真を撮りたい……」
私自身には、ケモノにそういう格好をさせて喜ぶ趣味は(余り)無いのだが、参考までに訊いてみた。
「どんな?」
星さん嬉しそうに、
「ゴスロリ! きっと似合うから♪」
「……」(←想像している)
似合うかもしれない。
衣装はともかく、少なくともヘッドドレスは確かに似合いそう……
そんな訳で、仔猫時代の可愛い写真にヘッドドレス(もどき)を描いてみた。
似合う?(笑)
因みになんで昔の写真かというと、今の怪獣だと絶対ツンデレにしか見えないからだ……(^^;)
以下、またぞろ生猫通信出張版・『ゴスロリ♪』での、皆さんのコメント。
Re:ゴスロリ♪ 2006/04/24 雅
おー!
似合う、似合う。(笑)
ロリ猫スキーな人の萌えツボにがっつりクリティカルヒット。
こういうのも可愛いですね。
ローゼンメイデントロイトメントを想像してしまいました。
ゴスロリ人形のねじを巻いたら、巻いた人が人形のしもべになるという……
「撫でさせてあげてもよろしくってよ、をほほ……」
とか、もっと命令口調で
「側へ来て私の毛並みを整えなさい。何をしてるの? 早くいらっしゃい!」
Re:ゴスロリ♪ 2006/04/24 縁
あー、コイツ(怪獣)はそういうヤツですね。
しかも気に入らなかったら噛む。(←きっとやる。絶対やる……)
「何やってるの?! この下手クソ!
おひょひょ〜^ ^ 2006/04/24 たぬ
か〜わいいにゃーーー♪
結構、うちにも猫衣装ありますねー。
晴れ着とか、ジャンパーとか(笑)
でも、めったに着てくれない。
Re:ゴスロリ♪ 2006/04/24 みけ
ペットコスチューム。
ゴスロリあって欲しかったです。(笑)
>ヘッドドレスだけなら
衣装付けに手間取るやもしれませんね。(笑)
でも楽しそう〜v
暖かくなってきたこの時期に、何故か職場で風邪流行。
しっかり感染したらしい私は、鼻水が止まらないうえ、喉まで痛い。
なんとか就業時間をクリアして帰宅。幸い明日、明後日は休みだ。補給用水分も買って、食後に薬も飲み、お風呂にも風邪に効くハーブを入れて温もって。
汗をかく気満々で布団に入ると、怪獣が踏んで行く。
踏む。起こしに来る。布団の隙間から手足にじゃれる。ついでに噛む。
……予想通り。ここまでは。
しかし、何故こんな時にまで、人の布団に大洪水?!
おかげで気になって眠れやしない。
頼むから、そっと寝かせておいて……(T_T)
なんとか風邪も治したので床上げ、掃除。
続いて洗濯をしていると、えらい音を立てて、怪獣が水を飲んでいる。
なのに、姿が見えない。
「?」
覗いて見ると、
なんと洗面台に上がって、活けてあるヘデラのコンポートから、水を飲んでいた。
……そりゃあ、さっき水を替えたから新鮮だけど。
だからといって、何故そんなトコの水を飲む?!
ちゃんと水入れにも新しい水が入っているというのに。
……そういえば、お祖母ちゃん家のシロ子さんも、風呂場で洗面器の水を飲むのが好きだったが。
もしかして、汚げな水の方が好きなのか、猫族?(解らんヤツら……)
怪獣のせいで、常に枯死の危険にさらされているヘデラ。→
可哀相。
就業間際になってイレギュラーな出来事が続き、定時には帰れなかった。
疲れた思いで帰宅すると、室内のそこここに怪獣の暴れた痕跡が。
……うう……
それ自体は「いつもの事」だが、仕舞ったはずの冬物靴下が散乱しているのには、嫌な予感。
はたして、靴下はボロボロだった。
怒
飼われているケモノは総じて人間の靴下が好き(聞いた範囲では)なようだが、どーしてわざわざ、箱にしまって押入れの中に収納(なお)したモノを、引っ張り出して噛み千切りまくるんだ!
しかも純ウールとか、アンゴラ入りとかの、暖かい良い品を……
私が靴下を履いたら『お出かけして、しばらく戻らない』から、敵意が有るのだろーか。
或いはケモノに良く似た手触りに、心惹かれるか、そそられるものが有るのかもしれない……
どちらにしろ、今年も無駄に出費が増えるのが、めっちゃ嫌。(貧乏なんだよう……)
家に居る暖かい日の日中は、窓を網戸にして開け放つ。
今年は春が遅かったが、今日はもうTシャツ一枚で過ごせるようになった。
窓辺で日向ぼっこする怪獣をそのままに、用事をしていてふと見ると、網戸と窓枠の間に隙間が空いている。
(あれー、ちゃんと閉めなかったっけ?)
戸を閉めなおし、戻ってすぐ、ガラガラと戸の開く音が。
視界に映る、開いた網戸としがみつく怪獣。
怪獣、いきなり網戸開きを覚える。
爪とぎをとぎ板で始めた時もそうだったが、コイツはいつも、イキナリだ。
それまではそんな兆候、全く無いのに。(……教えても、教えても)
成長しているといえば、そうなんだろうが、それがいつでも『悪知恵方面』ばかり。
そんなトコロも、猫と幼児はそっくりだと思う。
年に一度の予防接種&健康診断に行った。
今年からは自転車が有るから、随分楽ちんだ♪
今年も特に、問題は無し。
去年5キロ有った体重も4キロに戻り、きっちり標準。ダイエットの甲斐があった。
因みに方法は、与えていたドライフードの量を1回10グラムずつ減らし、回数で調整した。
現在怪獣の食事は、夕方に猫缶三分の一、夜中の12時にドライフードを40グラム。朝は6時以降にドライフード10〜20グラム。
こう書くととても計るのが面倒くさそうだが、実はコーヒーの軽量スプーンを使うと、ドライフード1杯分が丁度10グラムに当るのだ。おかげで重宝している。
ただ、この時期になると激しくなる『タレちゃん化』が困る。
今年も先月末から頻繁にやってくれるので、消臭スプレーがあっという間に無くなってしまった。それより何より、
お布団が臭い……(泣)
先生に相談してみたが、まだ何ともいえない様子。手術は完璧と仰ってくれましたが。
TONOさんが『しまえぶ(※注)』で描いていた、まろちゃんみたいなケースもあるようだし……
嫌がらせ行動なら、こちらも毅然とした態度をとらなきゃいけないし、反対に病気なら、まず治療を考えねばいけない。さて……
ところで診断後、終了証明のカードを読んでいて、次の記述に行き当たった。
『年齢:2歳2ヶ月』
……あれ? 3歳じゃなかったっけ……?
お祝いもして、『生猫』を雅さんちに書いて、お祝いコメントもいただいたのに……
どうも予防接種の回数で年齢を確認した際、初年度に2回(生まれた年の仔猫は3ヶ月目に1回、その翌月にもう1回必要)打っていた事を、忘れていたようだ。
と、いうコトは、怪獣の実年齢は2歳で、人間換算なら25歳。
……まだ妙齢のご婦人ですね(笑)
頭のレベルが5歳児程度、というのは変わらないが(爆)
*注*
『しまえぶ』=『しましまえぶりでぃ』。
少女漫画家TONOさんの、歴代の愛猫ネタで綴るエッセイコミック。
「まろちゃん」は新『しまえぶ』に登場。
怪獣が、新しい遊びを覚えた。
名付けて『穴猫狩り』。
ダダッと走ってきた怪獣が、そのままの勢いで敷いてある布団にズボッと潜り込んだら、「遊んで♪」の合図。
そ〜っと上掛けをめくって覗いてみると、こちら(入ってきた方向)を向いて、まん丸な目で様子を伺っている(この姿は絶妙に可愛い)。
微笑ましいので、そこはそのまま、そっと埋め戻す(笑)
すると途端にダッシュした怪獣、手だけ延ばして、正に埋め戻した(人間の)手の有った筈の位置に猫パンチ。
爪、出てます。
もう一度覗くと、やはりじっと様子を伺う怪獣。
埋め戻すとダッシュ&猫パンチ。
いや、猫パンチというか、狩る気満々。
そう、この遊び、正しくは『穴猫の狩り』。
この場合、獲物は私である(ナマイキ)。
どうやら、甚八君では飽き足らなくなったようだ。
同じ甚八君でも紐に結び付けてぶん回すと、とても喜んでいつまでも遊ぶ。
好きに弄べるより、予想外の動きが楽しいのだろう。
やはり本能とは押さえ難いものらしい。
そんな訳で、リアル我家を訪問する際は、『隠れられそうな場所』に注意していただきたい。
怪獣に襲われる危険性が在るから(爆)。
←怪獣が、います。
ここにも。→
なんか調子が悪いなーと思っていたら、帰宅してからいきなり熱が出た。
……38度あるよ……
いつもの貧血じゃなくて、風邪だったらしい。
いつの間に拾ったのか判らないが、とりあえず出来るだけ熱を下げる為厚着して、布団も一杯着て、氷枕を当てた。
あとはせっせと水分を取るだけ――って、しまったあああ! スポーツドリンクの買い置きが無いぞ!
もう着替えてしまったし、こんなに熱のある状態で近所の自販機まで行くのはちょっと……
怪獣は、お使いになんか行ってくれないし。
それにきっと、人がしんどい思いをしてるのに、関係なく暴れて、踏んで行くに決まっている。いつものように……(悲しい)