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怪獣日記2006.D
怪獣は、マイペース時々傍若無人。
まあ、暴君(猫)竜なんだから、しょうがないか。
お盆の真っ最中に、やっと大物の移動が終わった。後は家具も小物だけ!
でもまだ選分けなきゃいけない物は一杯有るな。(今月中に終わるのだろうか……)
急な申し出に、お昼ご飯の報酬だけで手伝いを引き受けてくれたイケちゃん。その後の買い物まで付き合ってくれて本当に有難う! 今度また、改めて呑みに行こうね!
持つべきものは、近場の友だなあ……
荷物を移動している間、怪獣がどうしていたかというと、涼しい自室(笑)のバルコニーから、働く人間二人を眺めていた。
本当に役に立たないが、おとなしかったのは、ある意味役立っていたかも。
←見てるだけ〜。
9月になった途端、朝晩が涼しくて嬉しい。
更に嬉しい事に、早朝、怪獣が起こしに来なくなった。
と、いうことは、真夜中だろうがなんだろうが、ようやっと寝付いた私を頻繁に、小刻みに、しつこく起こしに来ていたのは、コイツも寝苦しかったのだろうか。
だからといって、ヒトを道連れにするな。
頼むから。
仕事から帰宅すると、戸を開けた途端に臭い。
予想通り、怪獣タレちゃんが出現していた。しかも、お腹が少し緩い様子。
私の居ない間におかしなモノでも食べたんだろうか、と思いつつ始末をするも、まだ臭いがとれない。なんでだ。
(まだ新しい部屋なのに……)
訝しく思いながらも、今日の餌を考えつつ台所に。
(お腹が緩いなら、あまり沢山やらない方がいいだろう。水は飲ませたほうが良いけど、コイツあんまり沢山、水飲まないしなあ)
台所の電気を点けると、なんと冷蔵庫の前が大洪水。
な、何事?!
決して冷蔵庫から漏れたモノではない。そこでピンとくる、この臭い。
なんでこんな場所でシッコしてるのよう!!
(このタレちゃんが、タレちゃんが、タレちゃんが……!)
「ティー!!」(←大激怒)
しかも始末して、消臭スプレーを撒いた後、またやった……
もしかして、大小漏らし続けるほど体調悪いのか?!
その割には食欲はいつも通り、絶好調に旺盛だったが……
とりあえず、今日は餌を少なめにして、様子を見よう。
でも、一番ありそうなのは『食べすぎによる消化不良』のセンだと思う。日頃の行いから考えると。
昨日が休出だったので、今月初めての休み。
一日からずっとバタバタし続けてて草臥れたので、今日はゆっくりしようと思っていたが、ご近所の農作業(趣味の畑)の音で起こされる。
それでも出勤日より沢山眠れたからまあいいか、と起床して窓を開けると怪獣がやって来た。
「昨日はなんで、あんなにタレちゃんやったの?」
と訊いてみると、
「にゃー」
という返事。
……なんか、一言のわりに言いたいコトが一杯ありそうな感じだな……
しかもやたら摺り付いて来て、人の脚に手を掛けて、
「もっと低くなってよー」
というので座ってやると、膝の上に乗って来る。
……むちゃくちゃ甘えん坊モードだ。
考えてみれば引越しで部屋と家具の配置が変わり、最初こそ探検モードで過ごしていたが、ふと落ち着いたらおかーさん(縁)はずっと仕事で、帰りも遅い。
どうも、寂しん坊の限界にきたようだ。
本当に一日中、何かにつけて膝に乗って甘えていた。
そうか、あんた、そんなに甘えん坊やったんやねえ……
それにしても、怪獣の孤独限界は、最長4日らしい。
これからウチの職場は、どんどん忙しくなって十一月にピークを迎えるというのに……大丈夫なのか?
廊下のなげしに棚を渡していると、足元で興味深そうに見ていた怪獣がいきなり、格子状に嵌っている桟を足がかりに猛然と硝子障子を登り始めた。
(何事?!)
と、その姿を眼で追って、気がついた。
←登り詰めたら、渡した棚にすぐ手(前足)が届く。
(……乗るつもりか?!)
慌てて棚を、30cmほど奥に移動。
それを見た怪獣は、
(ちッ)と思ったかどうかはともかく、登るのを止めて床に着地した。
子供の頃からいつでもチャレンジャー、ティカ。
でも、諦めも早い(笑)
久留米の伯父が急逝したので、お通夜とお葬式に出る為、一泊予定で九州に。
朝、出掛け、例によってトイレを二つと餌を二日分盛っていると、盛る端から怪獣が猛然と食べてゆく。
「だーかーらー、食べちゃうと明日の分は無いんだよ?!」
お説教も例によって馬耳東風(猫だけど)。
とりあえず、一晩だから大丈夫だろう。遅くなっても戻るつもりだし。
もし延長になったら、姪っ子に来てもらおう。
……とっても、とっても不安だけど。
葬式当日に初七日まで終えてしまうというスピード法要だったので、結局自宅に辿り着いたのは日付が変わってからだった。
さぞや寂しがってるだろう、お腹も空いただろうと思いつつ台所の窓を見ると、予想通り怪獣の姿。
しかし、じっとこちらを見たまま動かない。
いつもなら、調味料の棚に乗って全身を見せた上で、にゃーにゃー鳴きたおすのだが。
「ティカさん? ただいま! おかーさんだよ?」
「にゃー」
返事をするや、ようやく鳴き始める怪獣。
「ああ、よしよし。缶詰あげるからね」
鍵を開けて部屋に入ると、戸口まで来ていた怪獣が、途端にエライ勢いで逃げる。
「ティー?」
荷物を下ろして、すぐ餌の準備にかかる。思いのほか遅くなってしまった所為か、冷蔵庫、餌場と付いて歩いて鳴く怪獣。
(ああ、やっぱりお腹空かせてる。いつから食べてないんや? 自業自得とはいえ……)
そのクセ、近付くとやっぱり飛んで逃げる。拗ねてるのだろうか。
お風呂の準備をして戻って来ると、缶詰を食べ終わった怪獣が鳴く。
構ってやろうと手を出すと、引き続きエライ勢いで飛びのいて逃げ回り、テーブル下に入ってしまった。
しかも一寸警戒が入っていて、その態度はどう見ても、
「あんた、誰よう!」
と、逃げ回っているように見える。
「ティカ? どしたん?」
まるで、知らない人が入って来たような逃げ方をして……
しかも机に着いてPCのチェックを始めると、近寄って来て、大きな目を見開いて、
むっちゃ大きな音を立てて、 くんくんくん! と臭いを嗅ぎ始めた。
し……失礼なヤツ……(怒)
まさか私を忘れたわけでもあるまいに。
それとも、私がミョーなモノをくっ憑けてると言いたいのだろうか?(葬式帰りだし)
確かにあのエラソーな坊主のお経を聴いているうちに、えらく肩が凝ってきたけど。
(……そういや、お清めの塩は貰わなかったなあ……)
幸い(?)我家、アレルギー性皮膚炎治療&対策用に、天然天日塩は常備している。
お風呂に入ったら、頭から振っておこう。
全身マッサージは初めからするつもりだったけど。
それで怪獣の態度が収まらなかったら?
……それは、その時考えよう……
幸い風呂から上がったら、怪獣の程度は軟化していた。
どうやら怪獣は、怒ってグレていたようだ。まあ、ただでさえ知らない臭い、一杯着いてただろうし。
部屋が荒らされていなかった事で、良し!
そういうコトにしておこう……
9月後半から繁忙期に入ったウチの職場は、今、超絶忙しい。
親に休日予定日を渡しに行く暇も無いほどだ。
そんな中、ようやく当った3連休はイキナリ雨と室内大洪水で始まった。
……なんで、こんな天気の日に布団汚すのよう!
とりあえず熱湯で洗い流したが、干しても乾かないし、却って湿るじゃないか……
室内干しするにしても、冬布団は嵩張る。
我家唯一の椅子に掛けて乾かしているので、PCは膝立ちで使ってる状態だ。
不便。
新聞によると、この雨は明日も続くらしい。やめてよ、もう……
一昨日木枯らし1号が吹いて、いきなり寒い。
怪獣も、人間の布団に潜り込むのがイキナリ上手くなった。
どのあたりが、というと、潜る前にいちいち布団を引っ掻かず、ちゃんと初めから頭でもぐもぐと潜れるようになったトコ。
そう、怪獣はアホタレなので、「掘れば潜れる」と思ってたフシがある。(だから引っ掻き行動に繋がるワケだ)
オマエね、布団は土や砂じゃないんだから。
で、ちゃんと潜れるようになって、賢くなったのか? というと、さにあらず。
その前に、上に掛けてた毛布ごと、掛け布団に大洪水をみまってくれた。
ええ、ヒトが入浴してる間に。
そんな訳で毛布とカバーを外し、しょうがないので掛け布団はいつものように処理して寝たのだが、怪獣、そうするといつも暖かく、自分を乗っけていてくれた毛布は無い事に気付いたらしい。
……ようやく。
今日は幸い晴れたので、熱湯掛けて天日干しして布団復活。
あらゆる意味で、もう少しお利口さんになってくれ、頼むから
繁忙期もようやくピークを過ぎて、待ちに待った3連休だというのに、打ち合わせで午後から出る事になった。
悪かった天気もやや上向き、絶好の洗濯&布団干しのチャンスだというのに。
本当は、まだ布団干しに最適とは言い難いが、こんなに悪天候が続いて休みの日も無いと、いつまでたっても干せやしない。
何が何でも干さなきゃいけない原因を作っているのは、もちろん怪獣シッコタレだ。
布団が必需品のこの時期、しつこいようだが天気も悪い時に、本当にやめてほしい。
まあ、連勤が続いて遊んでもらえないし、寂しいし、窓を開けてもらえないから、外を眺める事も出来ないし。
ヤツ的にも限界なのだろう。
私自身も一杯一杯だったし。
で、ようやく今日。
ともかく嵩張る物から干してしまえ! とばかり、汚された一組の染み箇所をチェックする。するが……
「……?」
何故か、染みが見当たらない。
あんなにハッキリ、くっきり有ったヤツが。
臭いを嗅いでも、なんか薄くてよく判らない。
……どうやら、長いこと置いておいた間に、自然発散したらしい。
えらいもんだ、最近の羊毛&羽毛布団(2枚で1万円でも)。
しかし、やはり臭いが残るし、カビの原因にもなりかねないから、問題箇所がはっきりしている敷布団をとりあえず処理して干す。
掛け布団は様子見
怪獣がお利口さんになるのは、いつの事だろう……
悪知恵だけは確実に発達しているから、ある意味賢いのかもしれないが。