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怪獣日記2008.D
“暴君(猫)竜”ティカノサウルス・レジーナ、今年で四歳。
この女王様は慌てん坊。
何故ならママのお腹に、手袋と靴下を片っぽづつ忘れてきているから。
*目次*
41.予定は未定/42.タレちゃん……!/43.怪獣の夢/
44.甘える時も真剣/45.本日の悪事・その7/46.…♪…/
47.お腹が不調/48.予想外/49.自己管理…/
50.休憩は頻繁に(奨励)
休みのうちに溜まった仕事を片付けるはずが、いつもの派遣屋さんから電話があって、先月の派遣先でもう2週間働く事になった。
しかも、いきなり明日から。
「な、なんだって―ッ!」
有難い事です。あそこ時給良かったし、内容も面白かったし。立ちっぱなのがちょっとしんどいだけで。
わかっちゃいるけど……
てコトは、今日しか用事が出来ないじゃないか。
そんな訳で今日は図書館で予約図書を貰った他は、家事関係しか出来なかった。
まあいいか。大物の洗濯も、鉢植えの手入れも出来たし。
良くないのは怪獣くらいだろう。
ご機嫌ナナメになるのは必死だが、稼いでくるチャンスだから、大人しく聞き分けて留守番していて欲しい。(←希望)
とりあえず、目を見ながらお願いしてみたが……
←聞いちゃいないし。
再出勤初日。
その前夜、夜中のうちに怪獣ってば、人が寝ている最中の夏布団(上掛け)に洪水をかましてくれた。
……勘弁してよ、梅雨時なんだよ……
乾かないじゃん。
昨日電話の後に、
「またお仕事だって! 良かったねー、頑張って稼いでくるから、またもうちょっと良い子で留守番しといてね?」
と、こんこんとお願いしたのに……
やっぱり聞いてくれないのね。
聞く気無いのね〜〜〜〜〜〜!!
掛け布団はとりあえず丸めて洗濯予定物まとめ処に移動。
早く帰れたら洗濯しよう……ああ、前回の敷布団(こちらはまだ、引き続き使用中)も有るのに……
怪獣はやっぱり、タレちゃんだ〜〜〜〜!!(悲)
「ねえおかあさん、わたしすうぱあにゃん(にゃーる?)になりたいな」
「え……ええ?! ……そんな迷惑なモノ(自キャラながら ^^;)にはならなくていいよ……」
「そう?
じゃ、やめとく〜」
夜、布団の上で怪獣が「おかあさーん」を始めた。
先月からこっち、よくやるようになったのは、やはり寂しいからだろう。
仔猫時代に返って甘える好意、当時を思い出してさぞやウットリしながらやってるんだろうと思いきや。
ナニ、その顔?!
ふてぶてしいというか……意地悪にさえ見えるぞ。
怪獣的に、真剣な顔なんだろうか……
お弁当のネタが無かったので、今日はお握りにした。
皆さんは、お握りはどんなのが好きですか?
私は田舎風(というか農家のお弁当風)に、しっかり握った大きいのが好きです。
で、そういうのを二つ用意して冷ましてると、怪獣がちょっかいをかけてくる。
目的は海苔。
にょっと手を伸ばして、剥がそうとしている!
「こら! これは駄目、おかーさんの!」
伸ばす手をぺん、と叩いて怪獣用に残った海苔をちぎってやる。
あっという間に食べきって、またぞろお握りを狙っている……
しょうがないのでさっさと包んでカバンに入れた。
そして朝御飯を食べていると、諦めない怪獣、今度は鞄の中に肉迫!
「こら――!!」
流石にファスナーを閉めてからは、どうにも出来なかったようだが。
しかし昼食時クロスを解いて食べようとして、直に包んでいたアルミ箔がボロボロになってるのに気付いた。
(うわー、爪の威力……)
そんなに欲しかったのか。
それにしても中のアルミがボロボロなのに、クロス(木綿のバンダナである)は無傷。
……? 何故だ……
謎である。
ようやく短期集中業務、全終了。
明日からはまた、しばらく休みというか、無職状態だ。
しかし時間的な余裕ができるのは有難い。今回も色々用事が溜まっているから。
とりあえず、ご機嫌ナナメ気味だった怪獣のため、明日は一日ゆっくりしていようと思う。
そういう気分が伝わるのかどうか、帰宅後新聞を読んでいると怪獣が久々に膝に乗って来た。
ここしばらくは、抱き上げても嫌がって逃げてたクセに。
でもまあ、本当に幸せそうな顔で寝るのだ、コイツ。
それを撫でてやりながら、それだけで全てが許せるような気になってしまう。
もちろん錯覚だ。(爆)
それでも、この平和な気分に浸っているのは和む。
それでこそ、猫の真価というか、真骨頂だろう。ねえ?
怪獣のお腹が、イキナリ緩い。
いつもの消化不良と思われる。
まあ、今までのストレスが出てる可能性もあるけど。
とりあえず、様子見。
怪獣がお腹を壊して2日目。
緩々なのは解るが、トイレ外にブツを落とすのは止めてくれ。
いや、流石に布団にはしてませんが(まだ)。
問題は今や縄張り誇示の為の第二トイレと化している(私は認めてないのだが……)台所の隅。
いつものように縄張り誇示に来て、緩いもんだから(多分本猫の意に反して)ブツが出てしまう、と。
汚れ防止に敷いていたペットシーツと新聞紙をオーバーしたため、拭取った後キッチンハイターで消毒。
改めて敷物を敷いた後、一計を案じて怪獣の食事道具を問題場所に移動してみた。
というのも、「猫は食事場所では排泄しない」とどこかに書いてあったのを見た記憶があるからだ。
信用して試してみる。
しかし怪獣のことだから。
セオリー通りのことをしないのが、怪獣。
たまには良い子で、セオリー通りの行動をして欲しい。
そんな事を考えながら洗濯をし、家に入ると怪獣が、事前に取り込んだ猫毛布にちゃっかり寝そべっている。
……寒いの? もしかして。
するとこのお腹緩々は、消化不良じゃなくて寝冷えだったのか?
だったらなんで、涼しい場所ばかりで寝てたんだ、オマエ。
ちょっとは自分で体調管理しろ。
(いや、無理だとは解ってるんだけどさ…)
怪獣の、その後。
ブツはなんとか固形化したが、相変わらず第二トイレにされている流し前。
苦肉の策、「だったらここで御飯を食べてみろ!」作戦も、肝心のエリアだけは汚さないという小賢しさ。
でも、その分足場は悪くなっている(当然だ)一応、コイツも汚れた場所は踏みたくないらしい。
なら、何故いつまでも汚すのか。
@、やっぱり臭いトイレは使いたくないから。
A、ここは自分の縄張りだから(←違うッ!!)
自己管理。怪獣にとっては空しい単語。
パソコンをしていて一寸席を外したら、怪獣が占領している。
領土侵犯した怪獣は、ストレッチ……ではなく、お手入れの真っ最中。
しかし、いつも思うのだが、
何故猫は何かをやってる最中にでも、頻繁にグルーミングや欠伸をするのか。
気分変えだという事は、知っている。
でも寝てる時とか、明らかにリラックス真っ最中でもする。
鳴きかけて欠伸とか。
人間に抗議中でもする。そんなことされたら、聴く側は一気に聴く気を無くすのだが。
マイペースも猫の身上。