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怪獣日記2008.E
“暴君(猫)竜”ティカノサウルス・レジーナ、今年で四歳。
女王様は美の追求者、いつでもお手入れと美容体操に余念が無い。
そのワリにブラッシングが嫌いなのは何故?!
*目次*
51.猫にも出来る?/52.怪獣のお気に入り'08・2/
53.邪魔ったれA/54.偉そう/55.怪獣にお願い/56.民間療法/
57.パワーストーンの効能は?/58.怪獣と藺草と縁の安眠/
59.おねだり/60.布団は限り有る家財です…
「PCなんてね、簡単なのよ。
私でもできるもんね〜、マウス入力」
「寝転んでても出来ちゃうんだから。えいっ、ダブルクリック!」
……アテレコ劇場その2、でした(笑)
怪獣は、マウス操作が気になるようだ。
最近は人が寝ている夜中の間に、妙にちょっかいをかけている。
本音は隠してしまいたいのかもしれない。
家にいる間という事で製作とPC操作に余念の無い私だが、放ったらかされて怪獣はいささかご機嫌ナナメ。
PC入力中は堂々と製図板を占拠し、なんとか邪魔をして自分に注意を振り向けようとする今日この頃。
昨日は七夕だったので、風情に誘われて笹も無いのに飾りを作ってしまった。
作った飾りは笹の代わりにカーテン代わりの内掛け簾に留めて、それなりに楽しんだので本日処分。
ところで飾り作りの間興味深そうに傍で見ていた怪獣だが、紙鎖を作り始めると、イキナリちょっかいをかけ出した。
我慢が限界に達したのか、鎖が「かかってこい!」と言ってたのかは謎(笑)
気に入ってたのは間違い無さそうだが。
そんな訳で、鎖だけ処分せずにオモチャとして残した。
……やはり、とても気に入っていたようだ。
『ブラシと合体・戦争ほうき』よりも。
怪獣は、とても移り気。
今日はとても暑かったので8月まで自粛中のエアコンを稼動(といってもドライだけ)し、旧作漫画のクリーンアップに勤しんだ。
35頁まで進んだ。
……って、そんだけかいーッ!!
電気代余分に使ったのに……なんか情けない……
で、その間怪獣がどうしていたかというと。
モニター前に立つと怒られる事が解ったので、製図版に寝っ転がって、入力中の人間の手にじゃれついていた。
が、だんだんと対象がキーに移ってきて、邪魔ったらない。挙句、→
「こらあッ! キーボードに寝っ転がって、特定キーを押し続けるなあッッッ!!!」
本日は涼しいから生原稿の日だ!
はりきって机上を片付けて(←そこからか?!)いると、怪獣がやってきて製図版を占拠する。
「……ちょっと。退いてよ」
もちろん退かない怪獣、据わった目付きのふてぶてしい顔で不満を表明。
その態度は、
「ええ〜? ここ空いてんだから、ここでやればあ〜?」
とでも言いたそう。
ええ、ええ、そりゃあね。
製図版の右前は空いてるね。
でも、そんなちょっとのスペースで生原稿は描けないんだよ。
そして何回も言うけど、それは私のだから!
頭上でぐほぐほと音がする、と思ったらイキナリ怪獣がリバースした。
机横、本棚の天辺で。
そりゃあ、猫は吐く生き物だ。
猛禽類と同じで消化できないモノ、特に身づくろいで飲み込んだ自分の体毛を、毛玉にして吐き捨てる。
だからって、そんなトコで実行しなくても(- -;)
本棚とキーボード、床の一部が被害を受けたが、幸い食べてすぐだったのでブツは柔らかい固形状。すぐ掃除できた。
これが液状化してたりキーボード直撃だったり、被害に遭ったのがアナログ原稿だったら……
本当に、これだけで済んで良かった。
だけどね、お願いだからリバースするなら床に降りて下さい。頼むから。
先日からピースケくんだった怪獣のお腹が、ようやく治った模様。
コイツってばお腹壊している間も、食欲は全く衰えず。どころか、いつもと同じだけ、いや消化吸収する前に出て行ってしまう所為か、かえって食べ物を要求する。
でもそれに応えるワケにもいかないので、『全体量はそのまんま、1回分の回数を減らして小分けで』やってみたのだ。
……ほれみろ。やっぱり消化不良やん!
人間ならそんな時や暑気中りには、梅干を食べれば治るんだがな。猫に食べさせて良いかどうか判らないし。
……でも、実はほんの微量だけ与えてみた。あまりにピースケ状態が続くから。
練り梅を爪楊枝の頭分弱、ドライフードに擦り付けたのを、一つだけ混ぜてみたのだが。
どうせ嫌がってそれだけ残すだろうと思ったのに完食。
……いいのか? 問題なく食べちゃうの? オマエ。
腹具合が劇的に好転したのは事実だが(^^;)
しかし梅干はしょっぱいから、頻繁に与えると塩分過多になりそうな気がする。
本当は、やはり与えない方が良いだろう。
そして怪獣。
もう大きいんだから、いい加減自己管理というものを憶えろ。まったくもう……
先日百均でソーダライトの欠片を繋いだブレスレットを買った。
ソーダライトは紺と白で構成された大理石模様の石で、とても美しい。
因みにパワーストーンとしての効能は、『創造系のインスピレーションを高める』お守り。
モノカキやクリエイターにはぴったりですね♪
そのソーダライトが、怪獣は何故か気になる様子。
手を伸ばしてちゃいっと、或いは口で銜えて引っ張ったり。
今のところ、嵌めている腕は傷つけていない。が。
何がそんなに興味を惹くのか。
何か猫を惹き付ける波動でも出しているのか、ソーダライト?!
この威力で金運や仕事運を牽き付けてくれる石があるなら、迷わず身に付けちゃうぞ、私。
暑いので、藺草の枕と寝茣蓙を買った。おかげで熱帯夜が一寸マシ……と喜んでいたら、怪獣に茣蓙ごと布団に洪水をかまされる。
何すんのよう! 藺草の匂い、嫌いなん?!
それとも、最近また『お外に出たいよう症候群』が出ているようだから、表に出してもらえない事への嫌がらせか。
とりあえずいつものように、ハイターで拭いて陰干しにした。
今日は大丈夫だろうな。
ああ、今夜も暑い……いっそアイスノン出そうかな。麦茶もたっぷり仕込んでおかないと。
まだまだ続く、熱帯夜〜。
……なのに何故、くっつこうとするのだ怪獣。
残り物の鰹の刺身を角切りにして、新生姜のスライスと和えたもの(紫蘇またはバジルの千切りもトッピング。タレは大蒜ポン酢)を肴に晩酌をしていたら、カリカリ御飯を食べ終わった怪獣がやって来て、おねだりの視線。
鰹が気になるのであろう事は解るのだが、ワザと外して訊いてみる。
「……お酒、欲しいの?」
「にゃあ!!♪」
期待に満ちた声をあげ、弾む足取りで餌場に向かおうとする怪獣。
……オマエ、『欲しい』だけで反応してるやろ。
何が(欲しいか)って訊いたの解ってる?!(←絶対解ってません)
足にお酒をちょっと塗ったら、怪獣は舐めてからその場に這いつくばった。
それは『期待はずれ』のポーズかな?(笑)
ただでさえお腹壊しやすくなってるんだから、あげないよ、ナマモノなんて。悔しかったら自己管理して、お腹の調子を保ちなさい。
……でも、ますます食欲魔猫になったらどうしよう?
怪獣が洪水をかました布団を干して以来、ゲリラ豪雨な夕立が続くのでちっとも布団が乾かない。
凄まじい勢いの吹き降りの前には、トタン屋根なんか無いのと同じだ。ただ、
おかげで丸ごと水洗い出来てしまったようだが。
うーん、喜んでいいのか……?(^^;)
せっかく洗えても今時の雨だから、何を含んでるもんか判ったもんじゃないし。
……ま、いいか。どうせシーツ敷くから。
とか思っていたら今朝!
現在使用中の布団に、またやってくれた。
湿気抜きの為、すぐには畳まないでいたのが裏目に出た……
朝ごはんを終えて、さあ畳もうとしたら。
「……?」パジャマ、えらい湿ってる?
(あ!!)やられた……
布団を入れ替えて、ハイターと熱湯で洗浄。もちろん寝茣蓙も。衣類もハイター入れて洗えば問題なし。しかし。
こういう事をすると本気で怒られる、という因果関係も、いい加減憶えてくれ、怪獣。
怒っているので今日は怪獣と口をきいていない。そんな日は一応、怪獣も「ごめんね」モードだ。
「ねえ、怒ってるー?」と訊くように甘える怪獣は可愛いが、それよりも何よりも、もうやらないでくれたら、もっと可愛いぞ。