ＴＯＰ＞猫日記＞怪獣日記２００９②
＊②・目次＊
11.怪獣パワー／12.朝の危険物／13.ダイエット！／14.扶養家族／
15.今年の節分／16.もっと♪／17.もっと(="=)／18.だって欲しいんだもん／
19.○○神疑惑／20.お留守番の間に
１１：０１．２１．（水） 怪獣パワー
怪獣の「遊んでっ！」攻撃を受けて、今日もねこじゃらしで応対。
ノリノリの怪獣は夢中になって反転ジャンプを連続披露していたが、そのうち勢い余ってストーブにフライング･ボディアタックをかましてしまった。
がしゃん！ ジー……
突然の大衝撃に反応して、消えてしまうストーブ。
侮り難し、猫の勢い（かいじゅうパワー）。
それともここは、ストーブの地震対応機能を褒めるべきなのか？
因みに一瞬の事だったので、怪獣は無傷。
怪獣は、いつでもパワフルだ。
よく食べ、よく眠り、よく暴れる。
人間より健康的な、怪獣の日常。
有り余ってる元気を貯金して、人間に分けてもらいたいもんである。真剣に。
１２：０１．２３．（金） 朝の危険物
就活で面接予定が入ったので、気合を入れる為美容院に行って帰り、次は眉毛を整えようと、改めて鏡を見たら。
鼻柱に小さな傷が付いていた。
「……」
これは私を起こしに来て付けた傷だな？！
おのれ、怪獣。
……説明しよう。
既にご存知の方も居られるが、怪獣は私を起こしに来る時顔を肉球の手でぽんぽん、或いはちょいちょいと触る。
それでも起きない時は、爪が出る。
しかも、微妙に手首にスナップが効いてたりする。
その次は咬む。
それでも駄目なら暴れ始める。
因みに起床時間になってなかろうが、関係ない。
自分が空腹になれば来る。
その結果、傷。
小さいし、浅いから目立たないだろうから（多分）良いとして。
もっと大きい目立つ傷ならしばき倒すところだ。怪獣的には時効だろうが。
今の季節、怪獣にはもっと行火とか湯たんぽとしての機能を充実させて欲しい。エコだし。
１３：０１．２５．（日） ダイエット！
怪獣の胴体が、最近太いような気がする。
きっと年末年始の「のべつくまなく食べ続け」が祟ったものと思われる。
全体的にデカイのはともかく、メタボは嫌だぞ、怪獣。
第一私が太れないのに、オマエが太るのはナマイキだ。まったくこっちの経済事情なんてお構いなしなんだから……
そんなわけで、怪獣には食事制限。実際には先週末から始めている。
といっても、大した事はしていない。フードもいつもと同じヤツだし。
ただ１回の量を、「スプーン３杯」から「スプーン半分で３杯」に変えただけ。缶詰の量はいつも通り１日４分の１。
つまりドライフードだけ半分にしたわけだ。
何故そんな出し方かというと、「スプーン２杯か１杯」だとその時に「足りない！」と言われるが、一応３杯貰えれば、実際の量は少なくても気付かないようなので（笑）
これは怪獣が数を数（かぞ）えられても、量の増減は見ても判らないという事だろうか？
因みにやはり食べ足りないようで、食べ終わって暫くしてから文句を言われている今日この頃。
１４：０１．２９．（木） 扶養家族
今週２つ目の面接を終えて帰宅すると、予想通り腹減り娘に御飯を要求される。もちろん御飯はあげるけど。
「今食べたら、後であげないよ？ おかーさんが食べる時に『もっと！』て言っても貰えないんだよ？」
「にゃー、にゃー！（食べる！ お腹空いたの！）」
缶詰をあけるや、ガツガツ食べ始める怪獣。
一旦はこれで収まるが、私が食事の支度を始めるとずっと冷蔵庫の上で睥睨（へいげい）しながら要求を繰り返すのも毎度の話。
アンタね、せっかくウェストラインが元に戻ってきたんだよ？
リバウンドするような真似、私が許すと思うの？
怪獣を退けながら自分の食事を終えると、また怪獣が騒ぐ。
今度の要求はもちろん、「遊んで！」だ。
あのね、何回も言うけど、食べたらお茶飲んで休憩するものなんだよ。
「にゃー！（アタシは終わったもんー！）」
そうね、今日は待ってたね……
しかしいつもは食べ終わるなり「遊んでっ！」。
その様は、給食を終えるなり場所取りにすっ飛んでいく小学生のようだ。
五歳児からようやく就学児童にレベルアップしたのか、怪獣。
それでもお子様に変わりは無い。
この扶養家族全開のお子様を、履歴書の扶養家族欄にとても、とても書き込みたいと、いつも思う。
もちろん通るはずもないのだが。
１５：０２．０３．（火） 今年の節分
就活書類に添える作品をせっせとプリントアウトしていたら、福豆を買いに行き損ねてしまった。
書類発送のついでに買うつもりだったのにな……昨日寄ったコンビにでは、もう売り切れてたんだよね。
ちぇー、つまんない。
それなりに、景気回復しそうな気がするのにな、豆まき。（厄払いだし）
でも鰯は食べた。
食べたが台所で腸抜き（わたぬき）をしている間、怪獣の煩（うるさ）かったこと……
しまいに作業してる台に飛び乗って来るので、思わず下まで払い落としてしまった。
第一、さっき鮪の缶詰を食べただろう、オマエ……
←コレは去年の写真。
ところで豆まきといえば「鬼は外、福は内」。
でも私が個人的に鬼好きなので、ウチでの口上は「鬼は内、福も内」或いは「福は内、鬼も内」。で、
「貧乏神は外ッッ！！！」
こんなこと言うもんだからウチに居ついてる貧乏神、悔し紛れに意地でも居座る事にしたんだろうか……
迷惑だから、さっさと出て行って下さい。
それとも最早、祀り上げて福の神にジョブチェンジしてもらわなきゃいけないレベルなのか。
初詣の御神籤、『望みが叶う』って書いてあったのになあ。
……まあ、今年はまだ１０ヶ月以上残ってるか……
努力しつつ期待しとこう。
１６：０２．０６．（金） もっと♪
怪獣が構って欲しげなので、合間に遊びながら洗濯をしていた。コイツは相変わらず人間が外に出るたび五月蝿い。
ゴミ出しの時もそうだが、何故そんな捨てられた子供のように泣くのだ……いつもいつも。（私が）部屋に帰るとおとなしくなるのだが。
いつものことなので、泣きわめく怪獣を無視して洗濯機を『ゆすぎ』に切り替え、ドアを開けると上がり框（かまち）に猫じゃらしが。
「……」
もっと遊んで欲しいらしい。
まあここしばらく面接続きで、あんまり遊んでやってなかったしね……
因みに怪獣、「お終い」という日本語は判る。
遊んでる最中あんまりタメが長いので、飽きたのかと思い、
「もうお終い？ なおすよ？」と言うと、途端にダッシュして来て、
「もっと遊ぶの！」と態度で示すから。
そして最近は人のトコまでオモチャを持って来る事も覚えたようだ。
ゆっくりではあるが、怪獣も賢くなってるらしい。
しかし、真性幼児であった仔猫の頃の方が賢いような気がするのは気のせいだろうか。
１７：０２．０７．（土） もっと(="=)
昨夜寝る前、布団に潜り込んで本を読んでいたら、怪獣が台所を荒らしている気配が。
ああ、また食べ足り無くてゴミ箱を漁っているな……
寒いから片付けるのは明日にしようと、そのまま無視していたらすぐ傍でがさごそと音がする。
見ると夕ごはんにやった鰹フレークの空き袋をわざわざこっちまで持って来て、少しでも中身を舐めようと努力している怪獣。
「……」
意地汚いのは勿論だが、なんでわざわざココで……
いや、解ってる。
これは「足りないから、もっとチョーダイ」という抗議行動だな？！
駄目です。
そもそも、さっき夜食にドライフードを少しもらっただろう！
諦めて寝なさいね。
しかし諦めきれない怪獣は、抗議行動を拡大。
消灯してからは、ずっと机上を荒らしていたのだった……
１８：０２．０９．（金） だって欲しいんだもん
今日も怪獣は、自分の御飯を食べたくせに人間の御飯の上前をはねている。
……せっかくスマートに戻ったのに……
まあいいか、納豆なら太らないし……
そんな訳で、『激写！ 納豆を食う怪獣』（笑）→
今日は納豆も、ちゃんと写せたぞ！（いつも怪獣の陰になって見えないんだよね）
だから文では度々紹介してても、「えー、猫が納豆～？」と思ってた方は多いんじゃないかと。
でもホラ、本当でしょ～？（ヘンなヤツなんです…）
１９：０２．１０．（水） ○○神疑惑
前回の面接と書類審査は全ボツだったが、以前のバイト先で面接をしてもらえることになった。
……のに天気が悪い。
なんか風邪っぽいので布団は敷いたまま面接に行き、お昼御飯に生姜と葱をたっぷり入れた饂飩を食べた後薬を飲んでまた寝る。
どれが効いたのか判らないが、冷えていた手から腕全体、肩と足が急速に暖まってきた。今回はこのあたりからひいたらしい。
怪獣も、「布団、片付けられなくてラッキー♪」とばかり、一緒に寝る。
暖かくて嬉しいが、布団の上に乗られると布団がズレて固定され、寒い。
つまり風邪の原因の半分はコイツのせいなのでちょっとフクザツだ。
癒し動物のオマエが病気を呼び込んでどうする。
妖怪化はともかく、疫病神のようなマネは止めて欲しいぞ。
……などと不景気極まる事を考えながら寝ていたら、夕方電話で起こされた。
パート、採用されました。
しかも祝日明けから勤務。
よ……良かったああ！！ これで無収入ゾーンを脱出したぞー！！
禁酒禁本もこれで解禁だー―！！！（←そこか問題は）
良かったねえ、怪獣。嬉しいねえ！
これでアンタのご飯もまた買いに行けるよ。（←そこまで逼迫してたのか？！）
今日は買い物せずに帰ってきたから、明日はお祝いに美味しいものを食べようね。そして、発泡酒じゃない本物のビールも買うぞー！
いや、実は最近疑っていたのだ。
ウチに居つく決心をした貧乏神、まさか、私好みの可愛い姿になっていないだろうな……と。
そう、こんな。（笑）→
２０：０２．１２．（木） お留守番の間に
さて、人間は本日初出勤（再出勤というか）。
気持ちよく働いてお腹もペコペコに帰宅すると、いつものように怪獣のお出迎え。
「はいはい、ただいま～。いい子、してた？」
「にゃー、にゃー。にゃあああ！」
あー、はいはい。お腹すいたのね……
台所を見ると、倒れているゴミ箱。
部屋に入ると畳んで立てかけてあったちゃぶ台が倒れ、埃と共に、行方不明だった甚八君と甚子ちゃんが転がっている。
「……」
怪獣は楽しく暴れていたようだ。
そういやこの３日ほど、ずっと本棚下を気にしていたな。
いつみつけたんだろ？（で、本日確保に成功、と）
でもきっと、すぐ行方不明になるぞ、甚八兄妹。
