TOP>猫日記>怪獣日記2011.B
*A・目次*
21. ご近所の新猫/22. 机上のアジテーター/23.6nbsp;遠慮せず邪魔。/24. 気持ち良く邪魔。/25. 邪魔というより/
26. 可愛い邪魔、嫌んな邪魔。/27. おかーさーん!/28. 今日も今日とて/29. お客と怪獣/30. 猫視眈々
窓際ハーブガーデンのメンテナンスをしていて、ふと下を見るとラブリーな黒チビと茶トラぶちのチビが。
うおお、可愛い〜♪♪
しかしチビども、こっちの気配を察するや、ささっとエアコン室外機の陰に。
うむ、流石野良。
続きに何気なく視線を流すと、お母さんらしきにゃんこが寝そべっていた。
あれ? この白黒ブチ柄は……
いつぞやウチの怪獣を誘いに来たお子でわ。
えええ? 女の子やったんや?!
するとあれは、純粋にお友達希望だったのか。いや、それとも合コンの御誘いだったのか?
すまん、てっきりニャンパ君だと思っていたよ。
もしかしたら兄妹(姉弟?)かもしれんけど。
チャリ同原稿、ざっと下絵を入れてみたところ、最終的には8頁になりそう。タイトルは『花宴(はなうたげ)』。
確定した頁から枠線を入れちゃおうとしたら、寝ていた怪獣が起きて来て、机上を占拠する……
過激派か、おまえわ。
自主締切はこの金曜を予定していたのに、そんな事されたら終らないじゃないか。どうしてくれよう……姪っ子は就職しちゃったから、シッター頼めないし。
キャリーに突っ込んじゃおうかな、もう……
引き続き原稿作成中。扉にタイトルロゴを入れて、輪郭清書。
よし、このままこのページ描いちゃうぞっ……と意気込んだら、それを見越したように怪獣が起きて来て今日も机上占拠。
せめて膝上止まりにしてくれないかなあ。
捕獲して膝上で撫でてやると、激ゴロってくる。くくう。
めっさ甘ったれモードやん!
もしかして、例の親子の声が外から聞こえるので、釣られて怪獣も子供返りしているのだろうか。
可愛いが、邪魔に変わりはない。ないんだよう。(T▽T)
おかげでまだ予定の3分の1も出来ていない。
「しょうがないなあ」ってパソコンいじりだしたら降りるクセにー!
今のうちに続きが描けるかな。
でもライトを点けたら絶対リターンしてくるに違いない……
昨夜のコト。
寝るつもりで入浴もして、布団で本など読みながら洗い髪を乾かしていると、怪獣がその足元、布団の上で大爆睡。
……これは、もしかして……
今なら邪魔されずに原稿が描けるのではなかろうか。
寝るつもりで酒まで呑んじゃったけど!
試しにそっと布団を抜け出しても、怪獣の追跡は無し。よし。
そんなわけで、無事扉ページを描き上げてから眠りに着いた。明日は日中にも描こう、怪獣が邪魔しなければ……と思いつつ。
そして本日。
ちょっと牛乳を買いに行ってる間に、怪獣は押し入れに籠って爆睡中だ。チャーンス!
続きの頁に本格的な下絵を入れ、ペン入れ開始。途中、資料写真を見るためパソを立ち上げてブツを選んでいたら、怪獣が起き出して机に上がって来る。
退けても来る。……タイムアップのようだ。ちッ。しょうがないので休憩。時間は4時過ぎ。
どうも、この時間までが一番、奴がおとなしい時間帯のようだ。むーん。休日はともかく、学校や仕事に行ってる間は使えないじゃないか、この時間……
そして怪獣が煩いので、早めに夕食を食べた。食後、奴は珍しく椅子や机にスタンバらず、食休み中の私の膝に乗って来る。
直後、異様に眠たくなって、そのまま小一時間ほど寝てしまった……
おかげで目が覚めた現在、最早原稿なぞどーでもいい気分になっている。
も、もうこのまま本格的に寝ちゃおうかなあ……
もしやこれは怪獣の、新手の邪魔だろうか。
この邪魔は気持ちが良くて困っちゃうぞ。抗えるだろうか……
怪獣と私の戦いは、まだしばらく続く。
気になる。
裏に住みついたらしい徘徊野良ファミリーの仔猫が、昨夜からずっと鳴いている。
それも、いつもなら「みゅうー」と甘え鳴きをしてるのに、にわかにハッキリ意思のある鳴き方で。
但し、一匹だけ。
他の兄弟の声はしない。お母さんはウロウロしている気配が有るし、時々応えて鳴いている。でも鳴きやまない仔猫。
……一匹だけ置いてかれちゃったのか?
怪獣も気になるとみえて、今日も朝から「ねー、鳴いてるんですけどー?」と起こされてしまった。
いや、他所の子が煩いのを私に言われましても……
とりあえず起きてご飯を食べていると、大家さんが畑の水やりと裏の掃除を始めた。
ご夫婦と娘さん、3人で何やらガタコト移動させつつ聞こえる会話の断片は、「猫が」。
……入り込まないように物の配置を変えるのかな。そのうち「挟まってる!」と叫ぶ大家さん。
「挟まってしもてるよ!」
……何が? まさか。
静かになってから覗きに行くと、果たして白黒ぶちの仔猫が一匹、畑の柵とラティスの間に首を挟まれていた。
うわあ。
どうやら通り抜けようとして、押した反動で戻ってきたラティスに挟まれたようだ。
だから鳴いてたんか! てか、泣いてた? おかーさんもそりゃ、ウロウロしか出来ないわ、こりゃ。先日のメンバーには居なかったみたいだけど、どこの子だ?
それはともかく、見たトコそんなにがっしり挟まれてはなさそうだし、こっちからなら何とかなりそう。
そこで靴を取って来て窓から出、ラティスを押しもどしながら、仔猫の頭をそっと上に持ち上げる。よしよし、動くぞ!
無事頭を解放された仔猫は、そのまま後ろに下がって犬小屋の裏にうずくまる。
怪我もしてなさそうだし、そこに居ればいずれ、心配して様子を見に来たお母さんが回収してくれるだろう。やれやれ。
因みに仔猫は4時ごろ、無事回収されたようだ。しかしまだ、付近をうろついている……
ずっと声がしていると気になるから、できたら別の場所に移動してください。頼むから。
親仔猫が鳴くのを聞いて子供返りしたのか、怪獣が異様に甘えたモード。
机上で特大のゴロゴロをかましてくれるし、退けても退けても乗って来て、終いにゃ描画中の人間にずっとくっ付いていた。ええ、製図板に寝そべって。
製図板を半分占領して、腕にペタコと寄り添っている……
温い。
そしてやる気が霧散する〜〜〜!!!
可愛いんだけどさ……(T▽T)
そんな状況を潜り抜け、ようやく2枚まで仕上げ。
あああ、連休も後僅かというのに、予定の4分の1しか進んでへんがな〜!
しかも怪獣、昨日からお腹が緩い。
私が原稿に入るとよくお腹を壊すから、これも一種の構って反応なんだろう。
それともおニューの砂が気に入らないのか。ちょっとずつ混ぜてる間は平気だったクセに。
どっちにしろ、間に合わないとかトイレがすぐに一杯だとかで、廊下を第二トイレにするのはやめてよう。
まさか嫌がらせじゃなかろうな……? とりあえず整腸剤を与えておこう……
仔猫のレスキューをしたのは一昨日だというのに、昨日の昼ごろからまた仔猫が鳴き続けている。
同じコかどうかは不明。
だって姿の確認が出来ないんだもの。
少なくとも先日のようにすぐ裏とか、前の物置小屋周辺ではなさそう。(影も見えないし)
でも至近距離。
隣近所のマンションとかで、塀なんかの隙間に落ちているのかもしれない。
様子を見に来ているらしい大人猫の声も時々聞こえるけど、止みも(移動はたまにしてるような気がする。ほんとに微妙に)しない鳴き声。
隠れてお母さんの帰りを待ってるだけなら、そんなにのべつくまなく鳴かないで欲しい。
でもそうでないなら。
手が貸せないと、却って気になる。すんげえ気になる!
が、ここで前述の問題が。
場所と姿の確認ができないと、レスキュー要請も出せないんだよー!
幸い元気そうで、切羽詰まった鳴き方でだけはないけれど。
裏のおばちゃんにも訊かれたが、私もそれ以上答えようがない。
おばちゃんによると、例のブチ猫さんの他にも見に来る大人猫がいるようだ。
でも誰も回収して行かないトコをみると、他所の子なのか、手が出せない場所なのか……
いっそ揃って大鳴きしてくれれば場所の特定が出来るのに。
何事もない事を祈りたい。
……それにしても、こんなに鳴き続けるのに、(猫の安否を)気にしてる人間ってウチらだけ?
連休も今日まで、明日から平常通り。だから今夜は早く寝なくっちゃ〜。あ、お弁当のご飯も仕込んで。
4頁めは今日中には仕上がりはしないだろうが、行けるとこまで行く! せめて。
今なら怪獣がおとなしく押し入れに籠ってくれてるし〜。
そして今週末は友人が関西ティア出店でお泊りしに来るので、多分原稿は進まない。
当日は売り子の交代要員。
当初の予定では連休中に脱稿して、ティアの準備をするつもりだったのにな〜。
そして月末には太陽の巫女がやってくる……
これからどんどん忙しくなる。
怪獣の構って攻撃が過激にならない事を祈りたい。
関西ティアに出店するため、かず晃くんが来阪したのが金曜日。
昨夜夜行バスで帰るまで、3泊4日のお泊りだった。
その間怪獣がどうしていたかというと。
……何故かかずくんに向けて噴きまくっておりました。
いくら馴染みの少ない人で煙草吸いでも、失礼じゃないか!
しかし視線が、彼女の背というか、頭上あたりをウロウロしている。
なんだ。
まさか見えない人でもくっ憑いているのか?!
かずくん曰く、
「ああ、くたびれて大阪城で(見学中)寝ちゃったからなあ。何か拾ったかも」
うん、本当にそういう噴き方。たまに「シャー」とかじゃなくて「ウ〜〜〜」とか唸ってるし。
そんな感じで初日は台所に避難、私が近付いても後ろにすっ飛んで逃げる。
コラ待て。なんで私まで嫌がってんだ。ついでか?!
そんな調子で人間が寝てから、やっと本棚を伝って自宅(点袋を専用に空けてある)に帰って籠ったようだ。トイレにも降りて来ずに。(よく保ったなあ…)
しかし一日ごとに近づいてくるのが、ちょっと笑える(好奇心は強いしね)噴きはするけど段々おとなしくなってたし。
そして昨夜かずくんを送って来たく、PCをいじっている後ろでは、腹を見せて転がっていた。
なんか久し振りに見たぞ、その姿。
そして夜は私の脚にくっついて寝た。
……ようやく日常モードなんだね……
でも月末には太陽の巫女が来るよ?
「あんた誰?!」って言っちゃいけないんだよ? 解ってる?
ま、日常に戻ったなら、学校と原稿描きは大丈夫だね?
ね?!
午前中えらい勢いで降っていた雨が上がったので買い物に行き、収穫物を小分けで冷凍。
一昨日買った特売・みっちみちてんこ盛りの鰤アラも(3つに)小分けし、ついでに今日料理する分の下処理をしていたら、怪獣が騒ぐ騒ぐ騒ぐ。
挙句冷蔵庫の上に陣取って、じっと人の作業を監視。
あー、はいはい。そんなに魅惑的な臭(にお)い?
でもこんな、生々しく流血状態のブツ切りはあげないよ。
あんた気に入ったものは絶対器の外、他所に持ち出して食べるから。
そこらを血まみれにされたくないの、おかーさん。
……それにしても巨大なアラだ……おでん用の平鍋でないと入らんぞ!
もう少しぶった切ってくれてる方が助かるんだけどなあ。ウチ、こんな丈夫な背骨を叩き切れるような包丁無いから。
煮てから外すしかないかなあ、食べ甲斐はめっさ有りそうやけど。