TOP>猫日記>怪獣日記2011.B

*A・目次*
21. ご近所の新猫22. 机上のアジテーター23.6nbsp;遠慮せず邪魔。24. 気持ち良く邪魔。25. 邪魔というより
26. 可愛い邪魔、嫌んな邪魔。27. おかーさーん!28. 今日も今日とて29. お客と怪獣30. 猫視眈々


21:05.01.(日) ご近所の新猫


 窓際ハーブガーデンのメンテナンスをしていて、ふと下を見るとラブリーな黒チビと茶トラぶちのチビが。
 うおお、可愛い〜♪♪

 しかしチビども、こっちの気配を察するや、ささっとエアコン室外機の陰に。
 うむ、流石野良。
 続きに何気なく視線を流すと、お母さんらしきにゃんこが寝そべっていた。

 あれ? この白黒ブチ柄は……
 いつぞやウチの怪獣を誘いに来たお子でわ。
 えええ? 女の子やったんや?!
 するとあれは、純粋にお友達希望だったのか。いや、それとも合コンの御誘いだったのか?

 すまん、てっきりニャンパ君だと思っていたよ。
 もしかしたら兄妹(姉弟?)かもしれんけど。


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22:05.02.(月) 机上のアジテーター


 チャリ同原稿、ざっと下絵を入れてみたところ、最終的には8頁になりそう。タイトルは『花宴(はなうたげ)』

 確定した頁から枠線を入れちゃおうとしたら、寝ていた怪獣が起きて来て、机上を占拠する……
 過激派か、おまえわ。

 自主締切はこの金曜を予定していたのに、そんな事されたら終らないじゃないか。どうしてくれよう……姪っ子は就職しちゃったから、シッター頼めないし。

 キャリーに突っ込んじゃおうかな、もう……


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23:05.03.(火) 遠慮せず邪魔。


 引き続き原稿作成中。扉にタイトルロゴを入れて、輪郭清書。
 よし、このままこのページ描いちゃうぞっ……と意気込んだら、それを見越したように怪獣が起きて来て今日も机上占拠。
 せめて膝上止まりにしてくれないかなあ。

 捕獲して膝上で撫でてやると、激ゴロってくる。くくう。
 めっさ甘ったれモードやん!

 もしかして、例の親子の声が外から聞こえるので、釣られて怪獣も子供返りしているのだろうか。
 可愛いが、邪魔に変わりはない。ないんだよう。(T▽T)

 おかげでまだ予定の3分の1も出来ていない。
 「しょうがないなあ」ってパソコンいじりだしたら降りるクセにー!

 今のうちに続きが描けるかな。
 でもライトを点けたら絶対リターンしてくるに違いない……


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24:05.04.(水) 気持ち良く邪魔。


 昨夜のコト。
 寝るつもりで入浴もして、布団で本など読みながら洗い髪を乾かしていると、怪獣がその足元、布団の上で大爆睡。
 ……これは、もしかして……
 今なら邪魔されずに原稿が描けるのではなかろうか。
 寝るつもりで酒まで呑んじゃったけど!

爆睡
 試しにそっと布団を抜け出しても、怪獣の追跡は無し。よし。
 そんなわけで、無事扉ページを描き上げてから眠りに着いた。明日は日中にも描こう、怪獣が邪魔しなければ……と思いつつ。

 そして本日。  ちょっと牛乳を買いに行ってる間に、怪獣は押し入れに籠って爆睡中だ。チャーンス!
 続きの頁に本格的な下絵を入れ、ペン入れ開始。途中、資料写真を見るためパソを立ち上げてブツを選んでいたら、怪獣が起き出して机に上がって来る。
 退けても来る。……タイムアップのようだ。ちッ。しょうがないので休憩。時間は4時過ぎ。
 どうも、この時間までが一番、奴がおとなしい時間帯のようだ。むーん。休日はともかく、学校や仕事に行ってる間は使えないじゃないか、この時間……

 そして怪獣が煩いので、早めに夕食を食べた。食後、奴は珍しく椅子や机にスタンバらず、食休み中の私の膝に乗って来る。
 直後、異様に眠たくなって、そのまま小一時間ほど寝てしまった……
 おかげで目が覚めた現在、最早原稿なぞどーでもいい気分になっている。
 も、もうこのまま本格的に寝ちゃおうかなあ……

 もしやこれは怪獣の、新手の邪魔だろうか。
 この邪魔は気持ちが良くて困っちゃうぞ。抗えるだろうか……

 怪獣と私の戦いは、まだしばらく続く。


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25:05.05.(木) 邪魔というより


 気になる。
 裏に住みついたらしい徘徊野良ファミリーの仔猫が、昨夜からずっと鳴いている。
 それも、いつもなら「みゅうー」と甘え鳴きをしてるのに、にわかにハッキリ意思のある鳴き方で。
 但し、一匹だけ。

 他の兄弟の声はしない。お母さんはウロウロしている気配が有るし、時々応えて鳴いている。でも鳴きやまない仔猫。
 ……一匹だけ置いてかれちゃったのか?

 怪獣も気になるとみえて、今日も朝から「ねー、鳴いてるんですけどー?」と起こされてしまった。
 いや、他所の子が煩いのを私に言われましても……

 とりあえず起きてご飯を食べていると、大家さんが畑の水やりと裏の掃除を始めた。
 ご夫婦と娘さん、3人で何やらガタコト移動させつつ聞こえる会話の断片は、「猫が」。

 ……入り込まないように物の配置を変えるのかな。そのうち「挟まってる!」と叫ぶ大家さん。
「挟まってしもてるよ!」
 ……何が? まさか。
 静かになってから覗きに行くと、果たして白黒ぶちの仔猫が一匹、畑の柵とラティスの間に首を挟まれていた

 うわあ。

 どうやら通り抜けようとして、押した反動で戻ってきたラティスに挟まれたようだ。
 だから鳴いてたんか! てか、泣いてた? おかーさんもそりゃ、ウロウロしか出来ないわ、こりゃ。先日のメンバーには居なかったみたいだけど、どこの子だ?

ご機嫌ななめ それはともかく、見たトコそんなにがっしり挟まれてはなさそうだし、こっちからなら何とかなりそう。
 そこで靴を取って来て窓から出、ラティスを押しもどしながら、仔猫の頭をそっと上に持ち上げる。よしよし、動くぞ!

 無事頭を解放された仔猫は、そのまま後ろに下がって犬小屋の裏にうずくまる。
 怪我もしてなさそうだし、そこに居ればいずれ、心配して様子を見に来たお母さんが回収してくれるだろう。やれやれ。

 因みに仔猫は4時ごろ、無事回収されたようだ。しかしまだ、付近をうろついている……

 ずっと声がしていると気になるから、できたら別の場所に移動してください。頼むから。


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26:05.06.(金) 可愛い邪魔、嫌んな邪魔。


 親仔猫が鳴くのを聞いて子供返りしたのか、怪獣が異様に甘えたモード。

 机上で特大のゴロゴロをかましてくれるし、退けても退けても乗って来て、終いにゃ描画中の人間にずっとくっ付いていた。ええ、製図板に寝そべって

 製図板を半分占領して、腕にペタコと寄り添っている……
 温い。
 そしてやる気が霧散する〜〜〜!!!

 可愛いんだけどさ……(T▽T)

 そんな状況を潜り抜け、ようやく2枚まで仕上げ。
 あああ、連休も後僅かというのに、予定の4分の1しか進んでへんがな〜!

 しかも怪獣、昨日からお腹が緩い。
 私が原稿に入るとよくお腹を壊すから、これも一種の構って反応なんだろう。
 それともおニューの砂が気に入らないのか。ちょっとずつ混ぜてる間は平気だったクセに。
 どっちにしろ、間に合わないとかトイレがすぐに一杯だとかで、廊下を第二トイレにするのはやめてよう。

 まさか嫌がらせじゃなかろうな……? とりあえず整腸剤を与えておこう……


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27:05.07.(土) おかーさーん!


 仔猫のレスキューをしたのは一昨日だというのに、昨日の昼ごろからまた仔猫が鳴き続けている。
 同じコかどうかは不明。

 だって姿の確認が出来ないんだもの。

 少なくとも先日のようにすぐ裏とか、前の物置小屋周辺ではなさそう。(影も見えないし)
 でも至近距離。

 隣近所のマンションとかで、塀なんかの隙間に落ちているのかもしれない。

 様子を見に来ているらしい大人猫の声も時々聞こえるけど、止みも(移動はたまにしてるような気がする。ほんとに微妙に)しない鳴き声。
 隠れてお母さんの帰りを待ってるだけなら、そんなにのべつくまなく鳴かないで欲しい。
 でもそうでないなら。

 手が貸せないと、却って気になる。すんげえ気になる!
 が、ここで前述の問題が。
 場所と姿の確認ができないと、レスキュー要請も出せないんだよー!
 幸い元気そうで、切羽詰まった鳴き方でだけはないけれど。

 裏のおばちゃんにも訊かれたが、私もそれ以上答えようがない。  おばちゃんによると、例のブチ猫さんの他にも見に来る大人猫がいるようだ。
 でも誰も回収して行かないトコをみると、他所の子なのか、手が出せない場所なのか……
 いっそ揃って大鳴きしてくれれば場所の特定が出来るのに。
 何事もない事を祈りたい。

 ……それにしても、こんなに鳴き続けるのに、(猫の安否を)気にしてる人間ってウチらだけ?


怒る怪獣

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28:05.08.(日) 今日も今日とて


 連休も今日まで、明日から平常通り。だから今夜は早く寝なくっちゃ〜。あ、お弁当のご飯も仕込んで。
 4頁めは今日中には仕上がりはしないだろうが、行けるとこまで行く! せめて。
 今なら怪獣がおとなしく押し入れに籠ってくれてるし〜。

 そして今週末は友人が関西ティア出店でお泊りしに来るので、多分原稿は進まない。
 当日は売り子の交代要員。

 当初の予定では連休中に脱稿して、ティアの準備をするつもりだったのにな〜。
 そして月末には太陽の巫女がやってくる……

 これからどんどん忙しくなる。
 怪獣の構って攻撃が過激にならない事を祈りたい。


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29:05.17.(火) お客と怪獣


 関西ティアに出店するため、かず晃くんが来阪したのが金曜日。
 昨夜夜行バスで帰るまで、3泊4日のお泊りだった。
 その間怪獣がどうしていたかというと。

 ……何故かかずくんに向けて噴きまくっておりました。
 いくら馴染みの少ない人で煙草吸いでも、失礼じゃないか!

 しかし視線が、彼女のというか、頭上あたりをウロウロしている。
 なんだ。
 まさか見えない人でもくっいているのか?!

 かずくん曰く、
「ああ、くたびれて大阪城で(見学中)寝ちゃったからなあ。何か拾ったかも」

 うん、本当にそういう噴き方。たまに「シャー」とかじゃなくて「ウ〜〜〜」とか唸ってるし。

避難中 そんな感じで初日は台所に避難、私が近付いても後ろにすっ飛んで逃げる。
 コラ待て。なんで私まで嫌がってんだ。ついでか?!

 そんな調子で人間が寝てから、やっと本棚を伝って自宅(点袋を専用に空けてある)に帰って籠ったようだ。トイレにも降りて来ずに。(よく保ったなあ…)

 しかし一日ごとに近づいてくるのが、ちょっと笑える(好奇心は強いしね)噴きはするけど段々おとなしくなってたし。
 そして昨夜かずくんを送って来たく、PCをいじっている後ろでは、腹を見せて転がっていた。

 なんか久し振りに見たぞ、その姿。
 そして夜は私の脚にくっついて寝た。
 ……ようやく日常モードなんだね……

 でも月末には太陽の巫女が来るよ?
「あんた誰?!」って言っちゃいけないんだよ? 解ってる?

 ま、日常に戻ったなら、学校と原稿描きは大丈夫だね?
 ね?!


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30:05.22.(日) 猫視眈々


狙ってます 午前中えらい勢いで降っていた雨が上がったので買い物に行き、収穫物を小分けで冷凍。
 一昨日買った特売・みっちみちてんこ盛りの鰤アラも(3つに)小分けし、ついでに今日料理する分の下処理をしていたら、怪獣が騒ぐ騒ぐ騒ぐ。
 挙句冷蔵庫の上に陣取って、じっと人の作業を監視。

 あー、はいはい。そんなに魅惑的な臭(にお)い?
 でもこんな、生々しく流血状態のブツ切りはあげないよ。
 あんた気に入ったものは絶対器の外、他所に持ち出して食べるから。
 そこらを血まみれにされたくないの、おかーさん。

魅惑的なアラ
 ……それにしても巨大なアラだ……おでん用の平鍋でないと入らんぞ!
 もう少しぶった切ってくれてる方が助かるんだけどなあ。ウチ、こんな丈夫な背骨を叩き切れるような包丁無いから。

 煮てから外すしかないかなあ、食べ甲斐はめっさ有りそうやけど。


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