TOP>猫日記>怪獣日記2012.G
*目次*
71. 怪獣の巣。/72. 不満。/73. 怪獣の巣。A/74. ……?/75. 怪獣的「もったいない」/
76. だって暇なんだもん/77. ヒーテクっておいしい?/78. 起動。/79. 襲う。/
80. 本日の「おかあさーん」/151. 穴猫の季節/152. コレいらない/153. そして今年も
寝ている間に床につくねておいたベッドカバーが、怪獣の巣になっていた。
中に潜んで、人が通りかかるところを襲う気満々。
穴猫の季節が早くもやって来たのか。
そういえば姉宅のミニチュアダックスも、近頃やたらシートや敷物を掘るらしい。
秋は獣にとって巣作りの季節のようだ。(いや、冬籠り準備か…?)
迷惑だが本能なら仕方がないか……ケモだし。
いきなり寒くなって来たので冬布団を出したが、夏の間に出来なかったクリーニングをやはりしておきたくて、本日ようやく出す。
怪獣は、せっかくぬくぬくだった大きな布団が無くなって不満そう。
うん、私も出来るだけ早く帰って来て欲しいと思ってるよ。
ま、一週間ほど我慢して頂戴。
その間に風邪ひかなきゃいいなあ。
「本日の巣は、ぬくぬくで〜す♪」
いっそそのまま冬籠ってくれないだろうか。
どうせ気が向かなきゃ働いてくれないし……
しかし籠られて、寂しいのは私だな。(^^;)
怪獣が夜食を一気食いした反動で、台所の隅にリバースしていた。
ううう、もう夜遅いし、ここならうっかり踏んづける心配もなさそうだし、有る程度乾いてからの方が掃除しやすいよなあ。
という事で掃除は翌日にしようと、そのまま就寝。
で、今朝見たらばブツが無くなっている。
……? 確かに有ったよなあ、夢とかじゃなく。
なんで無いんだ。
顔を近づけてよく見ると、問題個所が少し濡れている。
てコトは、やっぱり有ったんやん。それが無いって事は、もしかして食べたんか? えええ?
……牛じゃないんだから。
そんなにお腹空いてたのか、怪獣。
美味しくなかったろうに。いや、それより臭いとか!
それとも、リバるといっても喉に詰めたものを吐き出したくらいのもので、食べるのに問題が無かったのか?
謎だが、とりあえず後始末は床拭きだけで済むようだ。
昨夜、ベッドの下でリバースした怪獣が、なんかみちみち言わせてるので覗いてみたら、戻したブツを食べていた。
……やっぱりこないだのも食べたんだな……
先日の件で食べられると判ったからとしても、なんで?
怪獣的に「もったいない」と思ったのか。
それとも「こんな惨めな姿を見るのが嫌なら、ちゃんとした食べ物を(もっと)よこせ」というアピールだろうか。
やはり行動が謎、怪獣。
掃除を終えてベッドメイクして、カバーを掛けようとすると、さっそくカバーに挑戦する怪獣。
はっきり言って、めっさ邪魔。
何度も言うが、私はシーツやカバーはシワ無くぴんっと張りたいんだよ。
お前が居るとそれだけでシワが寄るだろーが。
それどころかまだ新しいシーツやカバーに穴が開くようなマネを……
尻尾をぼんぼんに膨らませてうずくまる怪獣だが、目線を合わせて低くなると、ちっとも興奮はしていない。
鼻面を掻いてやると気持よさそうにしている……
かまって欲しかったんかい、つまり。
私が学校通いを始めて約半月、そろそろ寂しい限界が来てるのか。
お友達がいればちょっとは寂しくないかなあ。
今も怪獣は、打ちこみの邪魔をしながら特大のゴロゴロをかましている……
寒くなって来たのでヒーテク衣料を買い足そうとチラシをチェック。
怪獣もそばに来てチェック。
「ねえねえおかーさん、それおいしい?」
……これは着るものなの。食べないの。
「ふーん。あたし、いつもこれだよ?」
いや、おかーさんはアンタみたいに自前の毛皮持ってないから買わなきゃならんのよ。
ティカにゃんの服は温くて手触りも良くて良いねえ。
「えへへ、うらやましい?」
流石に暖房器具なしでは辛くなってきたが、今年は灯油屋さんが来る時刻に家にいないので、灯油が買えない。
ああどうしよう?! このままじゃ風邪ひくやん!!
しかし念のためチェックしたら、今年初冬に使った残り灯油がまだ有った。しかも1缶。
よかったあああ! これで風邪ひかないで済むう!
本当は残り灯油は使わない方が良いらしいが、この際そんな事は言ってられない。去年も使ったけど、特に問題なかったし。
という事でストーブ起動。……ああ、温い……
そして早速やって来て、前に居座る怪獣。
「わあ 何コレ、温〜い♪」
……怪獣。これ、今年の初めも去年も(一昨年も!)点いてたよ?
ベッドカバーを掛けようとしたら怪獣に挑戦された。
目の前でヒラヒラするのが気になるんだろうが、前の赤いカバーにはこんなにかかって来なかったのに。
何が違うんだろう。
どっちも(店は違うが)エスニック屋で買ったインド綿製なんだけどな。
そしてハイになった怪獣は、ついに人を襲い始める……
ええい、この危険どーぶつがッッッ!!!!
怪獣、人のレッグウォーマーに絶賛甘え中。
あああ、どうか穴開けないで……
今月に入った当初はともかく、二週目からいきなり寒い。
おかげで私は週一のペースで風邪をひき、怪獣は穴猫と化している。
怪獣が穴猫化すると静かで大いに助かるので、このまま冬眠してくれても良いような。
ただそうすると、布団が上げられなくてちょっと困る。布団は冬の方が湿気が籠りやすいから、本当ならこの季節こそ毎日ちゃんと布団を上げておきたいのに。ベッドでも同じ事。
せめて3日に一度はちゃんと上げきってメンテナンスをしたい。
しょうがないので、怪獣には我慢してもらって強引に片づけている今日この頃。
まだ食事にはだいぶ時間があるというのに怪獣が「なんかくれろ」と騒ぐので、星さんがくれたマタタビ入りソーセージを一口大にちぎって皿に入れてやった。
しばらくして見ると、器の外に、細切れになったソーセージが出されている。
……気に入らなかったらしい。
ナマイキな。いつもの「もったいない」精神はどこに行ったんだ!
マタタビはやはり大人の味だから、お子様の怪獣には向かなかったという事か。いっそ子猫ミルクでも出してやろーかい、こいつ。
年末ギリギリまで職業訓練の授業が有ったせいか、スケジュールが詰まって色々と後手に回っている。
幸い大掃除とお節の準備だけは恙無く終わった。
まあ掃除は夏からちょっとづつ続けたおかげ、お節は手を抜いてがめ煮と慈姑しか炊かなかったせいだが。祝い肴は総菜コーナーで揃えた。ま、一人だし、余って傷めるより良いからね。
ただ、今年のお花はなんて高いんだ! 千両、万両なんて去年は二百円台で売ってたよ? 今年は八百円台って……
それでもなんとかお飾りもして、今年は何となく終了。年賀状はついに書けず終いだった……ああ、先が思いやられる。
怪獣は幸い大人しくしてくれていた。というか、寒いから押入れに引きこもり状態。年が明けたら美味しい缶詰を出してあげようね。
来年もよろしく、怪獣。